目次
1.中国人の決済はスマートフォンが当たり前に
中国人たちは中国本土でも旅行先でも、現金を持ち歩かないといわれています。
例えばバスに乗るにしても、シェア自転車を利用するにしても、友人とレストランで食事をするにしても、屋台で買い物するにしても、観光地に入場するにしても、すべてスマートフォンによる決済をしているのです。またオンラインショッピングや光熱費の支払いなどもスマホ決済です。
グローバル経営コンサルティング企業であるデロイト トーマツは、中国のスマホ決済の利用者数は、現時点でモバイルユーザーの8割近くに当たる「6億人」と推定しています。
QRコードを読み取り、簡単に決済完了するモバイル決済は当たり前のように浸透しており、中国人の衣食住すべてに広がっています。
2.中国人がよく利用する決済方法
中国人が利用するモバイル決済方法のうち、多くを占めるのがWeChat Payとアリペイです。中国のモバイル決済のシェアは、この2つで90%ほどを占めているといわれます。
2-1.WeChat Pay
WeChat Payは、WeChat(微信・ウィーチャット)を使ったモバイル決済サービスです。ユーザーが自分の銀行口座をWeChat(微信・ウィーチャット)に登録するだけで、簡単に利用できます。
ユーザーは利用時の手数料がかからない上に、中国人が日常的に使用するSNSであるWeChat(微信・ウィーチャット)と紐付いていることから、魅力的かつ手軽さもあり、中国で最も利用されている決済方法の一つです。QRコード決済、オンライン決済などに対応しています。
2-2.アリペイ
中国アリババグループが提供するアリペイは、会員登録してオンラインショッピングサイトの支払画面からログインしたり、アリペイのモバイルアプリでQRコードを読み込んだりすることで、支払い手続きが可能です。
どちらも決済方法として日本の導入店舗も増えており、中国人観光客がスマートに決済ができるような環境がどんどん作られています。
特にWeChat Payは中国人が頻繁に使うSNS、WeChat(微信・ウィーチャット)に関係していることから、その意味でもマーケティングにとって有効なモバイル決済です。
3.WeChat Payの導入メリットとは?
WeChat Payを日本の店舗などの事業者が導入した場合、様々なメリットが得られます。
3-1.決済も導入もとても簡単
WeChat Payは、自分の銀行口座をWeChat Payに登録するだけで簡単に利用開始できます。また、店舗側もお客様のスマホ上に表示されたQRコードを専用アプリで読み取るだけで決済が完了するという簡単さもあります。
また導入そのものについても、簡単であることから中国人のお客様を集客したいと考えている店舗には非常に有効です。
3-2.利用者数が非常に多い
WeChat Payの月間アクティブユーザー数は8億人を超えるといわれており、非常に利用者数が多いことが大きな特徴といえます。利用者数が多い決済方法を店舗に導入することで、多くのユーザーの関心と利便性を高めると考えられます。
4.なぜWeChat Payはマーケティングに有効なのか
WeChat Payは、実店舗を持つ事業者にとってはマーケティングに非常に有効です。その理由は多数あります。その多数の理由の中でも、主なものをご紹介します。
4-1.来店客数を確保できる
「爆買い」といわれていた以前は、「1ユーザー当たりの販売金額」が重要でした。店舗に訪れた1ユーザーにつき、できるだけ数多くの商品を買ってもらうことが重要だったのです。
一方爆買いが鎮まっている今は、まず「来店数を確保」して、いかに「いかにリピートさせるか」が重要になっています。WeChat Payはその来店人数を増やすことに一役買うでしょう。
4-2.WeChat Pay利用でフォロワーに
WeChat Payは店舗で決済に利用することで、自動的にその決済をしたお店のフォロワーになるシステムになっています。これもマーケティングに効果的な理由の大きな一つです。自店舗で決済履歴のあるフォロワーが増えれば、フォロワー向けに施策を打つことができるため、よりリピートを促しやすくなります。
5.JC ConnectのWeChat Pay導入支援サービス
JC Connectは、WeChat Payを運営するテンセントオフィシャルパートナーです。
アカウント開設からWeChat Pay導入までの一括サポートはもちろん、中国人への周知も支援しており、WeChat(微信・ウィーチャット)の機能を最大限に活かしたマーケティングプロモーションをご提案しています。
WeChat Payの導入をお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。